色々と思うところがありまして、幾分調子が優れません。余り考えないように努めておりますが、如何せん、日々の出来事に内在するものでありまして、決して頭から離れないのが現状であります。この、取り立てて華やかではない僕の生活の中にも、日々様々な事柄が起こります。そのどれもを笑い飛ばせる余裕があれば、斯様なことには陥らないのでしょうが、性なのでしょう。常に頭の片隅に決して取り切ることのできないしこりのように鎮座しています。環境が変われば幾分でも和らぐのでしょうか。

話は変わりますが、12/31付の読売新聞内「編集手帳」なるコラムに感銘を受けました。

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働きたくても働けない若者が大勢いて、残忍な事件には心を痛め、新型インフルには身を縮め、明るい出来事は遼君や原ジャパンぐらいしか浮かんでこない一年が暮れる。

年が明ければ心機一転、また出航のときが訪れる。元日は満月という。月明かりの青い闇を海に、家々にともる窓の灯(ひ)をいさり火に見立て、今宵は除夜の鐘に祈ろう。失意の船に、海路の日和あれ。

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この暗い世の中に一縷の望みを託し、人は今日も己が船の舵を取ります。さようなら。