あれ程優雅に咲き誇っていた桜も、先日の雨により、その大部分が散ってしまいました。所々、色の欠けた桜の木々を見るにつけ、何とも表現し難い感情を覚えます。徐々に季節は移りゆき、春から夏へと街の色を変えていきます。
私達は、それをどうすることもできず、ただ、その様子を眺めることしかできません。悲しみは、外部からの刺激により、内部より溢れ出るものでありまして、結局のところ、悲しみは己が問題に過ぎないのであります。所詮、人間は脆弱な生物なのだと思います。さようなら。