世に常なるものなどあるわけもなく、私達はそれらを勝手な解釈として、常なるものと錯覚しているに過ぎません。
しかし、それさえも錯覚と認識することのできる人間は限られており、多くの、私を含めて、人々は現状に甘んじているように感じます。
何かを失い、その何かの埋めていた隙間を思うにつけ、人は喪失感を味わうのであります。
なんと、人は、私達は愚かであろうか。しかし、そう言いつつも、気付けば他のものでその隙間を埋め、それを忘れてしまうのです。
人は一体どれ程多くのものを得、どれ程多くのものを失っているのか。私には皆目見当がつきません。さようなら。